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Martinの「デジカメ指南」
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tips9 メモリー機能?(ニッケル水素電池)
メモリー機能といってもデジカメの有益な機能ではありません。
使い切らないうちに充電を繰り返すと、「充電したばかりなのにすぐに切れてしまう・・・」
という、ニッカド電池でおなじみの、誠に迷惑な機能なのです。(〇o〇;)
◇原則は、使い切ってから充電!
ニッケル水素電池にはニッカド電池同様に「メモリー効果」があります。これは容量を使い切らないうちに充電を繰り返すと、容量が少なくなるというもので「最初は1時間使用できたのに最近では30分くらいしか電池がもたなくなった」という経験をされた方も多いのでは・・・。万一メモリー効果で容量が減っても、きちんとした放電(放電機能付充電器もあり)と充電を繰り返すと復活します。でも・・・、「放電機能がない場合はどうするのや!」といわれそうですが・・・。幸いにもニッケル水素はニッカドに比べるとメモリー効果は少ないので、通常の使用においてはカメラが電池切れと判断してから充電するという事を習慣付けた方が良いでしょう。
素人考えだと、充電前の電池を懐中電灯に入れて暫く放置すれば放電できるのでは・・・と思いますが、これは厳禁です。理由は、ニッケル水素電池の適正放電限界電圧(放電終止電圧)は1.0V前後で、これ以下に放電させると電池を傷め再充電出来なくなったり、液漏れの原因になったりするからです。
また、ニッケル水素電池は過充電に弱いため、専用の充電器(全自動タイプ)を使用してください。
なお、ニッカド用の充電器でニッケル水素電池を充電すると電池を傷める事があるので使用は禁物です。
◇電池や電池ボックスの端子はキレイに!
充電したばかりの電池でも、端子が汚れていると接触抵抗によって電圧降下が発生し、さほど使用していないにもかかわらず機材が電池切れと判断してしまうことがあるようです。そうならないためにも、日頃から充電時や電池装着時には布などでかるく端子を拭き取る癖をつけておきたいものです。
◇メンテナンス次第で長期間使用も!
「たかが電池!されど電池!」私も含め少ない投資で最大の効果を・・・と、お思いの諸兄も多いのではないでしょうか。偶然にあるサイトで「メモリー効果よりもクリーニング効果のほうが高い」というリポートを読んだことがあります。そこでカンタンに出来るクリーニング方法をご紹介します。(くれぐれも自己責任で・・・)
<準備物>
・カセットテープデッキ用のクリーニング液と綿棒
・ティッシュペーパー
<拭き方>
・カメラの接点は綿棒にクリーニング液をつけてこする。(接点を変形させないように軽く拭く)
・電池の接触面はティッシュにクリーニング液をつけて表面をピカピカにこする。(見た目によごれていなくても、表面が白く曇っているようだと酸化皮膜ができている可能性が高い)
※紙やすりなどで磨くと表面のメッキが剥がれ、逆に接触抵抗が大きくなってしまうので禁物
2002年11月 write.
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