Lightroomの画面レイアウト |
5つのモジュール |
レーティングツール | レーティングした画像 | フラグツール | フラグを付けた画像 |
全体表示 | 等倍表示 |
コレクションを作成画面 |
◆Webギャラリーはプロ仕様 文字通り写真入りWebページを自動生成する機能。筆者がこれまでWebで画像を公開する場合、(現像は勿論)画像のリサイズなど様々な行程を経てようやく公開に漕ぎつけてきた。美しく載せるがゆえに結構手間のかかるものである。しかし、Webモジュールを利用すれば、いとも簡単・便利、かつ素早く(Webギャラリーが)出来るのである。おまけに「HTML」「Adobe Flash」「オートビューア」「シンプルビューア」「ポストカードビューア」とバリエーションも広く、予め用意されているサンプルスタイルの中から選ぶだけである。勿論、画像の大きさや背景の色、サムネイルの配置の仕方など様々な設定が用意されているので、お好みに仕上げていただければいい。なお、データ書き出しの際、画像は指定された大きさにリサイズ(小さく)されるわけであるが、この画像、原寸と寸分違わず大変美しいのである。俗にPhotoShopなどのレタッチソフトを利用してリサイズする場合、加工サイズによっては(往々にして)ピントが甘くなり、そのままではとても見られない画像となるのは既知の事実であろう。スマートシャープ(いわゆるシャープフィルタの類)を微量なりとも施して何とか公開にこぎつけるのが関の山である。その点、Webギャラリーで書き出された(リサイズされた)画像は実に美しく、オリジナルそのものである。用意されているテンプレートも含め、まさにプロ級のWebギャラリーを、自動で、しかも簡単に作成してくれる。これだけを取っても「特筆すべき機能だ」と申し上げたいところであるが、Lightroom全体から見れば、ごくごく一部の機能に過ぎない。(汗) これまで作品は、「撮影」、「現像」、「プリント」だけでなく、「見せ方」にもこだわってこそ、完成するものだと教えられてきた。シンプルで高品位なWebギャラリーは、筆者にとって、もはや手放せない切り札となっている。ちなみに筆者は、Airtightシンプルビューア(SimpleViewer)を使用して、STFギャラリーを公開している。 |
|
◆印刷スタイルもお好み次第 予め用意されているテンプレートには、コンタクトシート(インデックスプリントの類)、最大サイズ、ワイド4面、グリッド4面など、さまざまなスタイルが用意されている。また、自分専用のテンプレートも簡単に作成することが出来るので、用途に応じて作成しておくと便利。 方法は、(画面右側の)「現在の画像用の設定」でお好みの設定を行った後に、(画面左側下の)「追加ボタン」を押す。すると新規テンプレートの窓が開くので、適当な名前を入力して「作成」ボタンを押せばOKである。 なお、印刷する際に少々注意が必要となるのが縦横画像の取扱。ライブラリモジュールで(写真を左or右に回転で)縦位置画像を正常な状態に表示していても、デフォルトの印刷モジュールでは回転情報が理解されていないので横位置のままで出力される。そこで、「現在の画像用の設定」で「自動−回転して合わせる」にチェックを入れておけば、回転情報に対応して自動的に正しい向きに回転されるので、予めチェックしておきたい。 |
◆印刷時のみにシャープフィルター適用可能 従来は、PhotoShopなどでレタッチの後にスマートシャープなど、ごく微量のシャープフィルタをかけて印刷(今後の編集のためシャープをかけない状態で画像で保存)してきたが、Lightroomではそんな面倒なことは一切必要ない。 Lightroom自体、非破壊編集のため元画像はオリジナルのまま存在するし、現像情報(メタデータ)はカタログに書き込まれるか、必要に応じてXMPファイルに自動的に書き込まれるため保存といった行為が不要である。印刷モジュールでも同じこと(画面右側の)「現在の画像用の設定」の最下部にシャープ(プリント用)という項目にチェックを入れ、度合いを「強・中・弱」から選んでおくだけでOK!現像し終わった画像を直接操作(ファイル上書きなど)することなく、文字通り「シャープな写真」に仕上げてくれる。結構重宝する機能なのでぜひお試しあれ。 |
現像情報はXMPファイルに埋めて |
◆自動諧調で「めぼし」を付ける 最近では、RAW画像のファイルサイズが大きくなる傾向にあることから(メモリと撮影枚数との兼ね合いから)従来「RAW+JEPG」で撮影していたものを「RAW」オンリーで撮影することもあろう。(筆者の場合はすべてRAWオンリー)Lightroomに読み込んでも、未現像の状態ではJEPG画像のように「すっきりくっきり」とは見えない。(生画像だから無理もないのは承知だが) そこで筆者が使う必撮(殺)テクニックとして、画像を読み込む際、現像設定画面で「自動諧調」を選ぶのである。カメラの特性やプラス補正を多用した場合など、時に明らかな露出オーバーとなるが場合もあるが、(Lightroomが)撮影された画像をベストな諧調で仕上げてくれるため、読み込み「即」ほぼベストな状態が再現される。被写体によってはまったく現像処理を必要としない場合も多い反面、決め細やかな露出補正が自動諧調によって区別がつかなくなる(画面上まったく同じ仕上がり状態となる)などの欠点もなくはないが、「初期化」ボタンを押してオリジナルの状態の戻るので心配には及ばない。その場合、撮影時の(露出補正値を含め)データはライブラリの画面で(右パネルの)メタデータ欄から「Exif」を選んでおけば露出補正量が表示されるので、「自動諧調」で読み込んだとしてもそのデータを見ながら「初期化」し、現像作業に移ればかなりの時間短縮になる。(過去データの分析から、自動補正可7割、否3割。効率を考えれば自動諧調に軍配か!) レーティング&フラッグでの選別の際、出来ればベスト(すべて現像した)な状態で見たいもの。自動諧調で「めぼし」を付けると考えれば、かなり重宝できるのではあるまいか。 |
鍵を握る「ライト」と「ダーク」 |
ヒストグラムの分布 |
白飛び警告△マーク | 白飛びしている個所 |
ハイキー処理 |
ターゲットグループボタン |
明瞭度 |
copyright©2014 Martin all rights reserved.