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Martinの「デジカメ指南」
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tips44 スリム&コンパクト機を求めて
相次ぐ新製品ラッシュに、そろそろグレードアップと考える今日この頃。あくまでも取材用と限定しつつ、求めた超スリムなコンパクトデジカメ。さて、その首尾やいかに!
<毎日持ち運ぶが故に>
取材用デジカメも満3歳。当時最新鋭の4メガピクセル機で、デジカメリポートや新聞やチラシなどを中心とした情報収集まで、幅広い場面で活躍してくれている。最新鋭機にはかなわないものの、引退にはまだ早い!ところが、コンパクト(デジカメ)とは名ばかりで、お世辞にも機動性があるとはいえない。早い話、毎日持ち歩くのにはいささか辛いのである。※デジカメ側から言わせれば、ユーザーとは、所詮、勝手なものかもしれない。(^^;
ここはスリムでコンパクト、加えて高画質デジカメを物色することと相成った。
<スリム&コンパクト>
「いつも持ち歩いて写真を楽しめるように、薄さと小型化にこだわった…」メーカーの受け売りではないが、最近はやりのレンズの出ない屈折型(折り曲げレンズ機構を採用し、ズーム機構を本体に内蔵しているため、レンズを前に出さずにズーム撮影が可能)をターゲットに。このクラスには各社揃って主力製品を投入しており、選ぶのにもひと苦労。最終的には、所有デジカメの周辺機材流用を優先して決めることと相成った。
<ミーハーと呼ばれても>
17.3mm のスリムボディは、ポケットに収まるコンパクトサイズ。なめらかな光沢のホワイトコーティングに、個性的なストラップフックの付いたスタイリッシュなデザイン。「ああ!ミーハー!(^^;」
<後継機を手にして>
コンパクトといえども500万画素。適度な重量(約186グラム)がここちよい。洗練されたデザインは文句の付けどころなく、コンパクトながら撮影時間も約90分。メモリーもデュオタイプ(アダプターを介してメモリースティクとして共用可能)と使いまわしにも好都合。液晶モニターは2.5型の大画面。おまけに、明るい屋外でもピント確認や再生した画像がくっきり見えるハイブリッド型。いいことずくめのその陰で、脳裏をよぎる一抹の不安。
<いきなり本論>
コンパクトと対峙して最も重要なポイントとなるのがカメラブレ。レンズの明るさ(F3.5〜4.4)がいささか気になりつつも、室内というあまり明るくない状況下(初代機と同様の条件下)で、新聞のマクロ撮影を敢行。5枚のうち4枚が微妙なカメラぶれのためNoGood!カメラブレには自信はあるものの、惨憺たる結果に思わず唖然。一番恐れていたことが、現実になった瞬間であった。理由は至って簡単である。
シャッター速度は手持ちの限界を超え1/20秒以下の悪条件。30センチほどの近接撮影で、おまけに紙面に平行にカメラを構えなければならない不安定さ。モニターに映る文字が、心なしかブレて見えるプレッシャーの中で…。(汗)重なる悪条件の中で、本機のみを責めるのは所詮、酷な話であり、他機においても同じの結果となるのは当然至極。そのためには、明るいところで撮影するという“ごくごく当たり前”のセオリーをしっかり頭に叩き込み、(ブレる)かもしれない運転(撮影)にこころがけることでなのである。
しかし、こういう過酷な条件下でも救世主はいる。今、はやりのジャイロ機能(ブレ防止機能)を搭載したデジカメである。いま話題の的となっている「コニカミノルタ」のデジタル一眼機(発売されているのは一眼レフタイプと呼ばれるもの)DiMAGE Aシリーズに搭載されているアンチシェイクや、コンパクトタイプでは「パナソニック」のLumixシリーズに搭載されているジャイロセンサーと呼ばれる手ぶれ補正機能である。筆者は、すでに前者の恩恵を受けている一人であるが、その効果は絶大であり、スリムコンパクトタイプのデジカメに搭載されたならば「鬼に金棒」である。各社の開発に期待したい。
<名誉のために>
(後継機を手にして)で前述したが、優れた点が多いこのデジカメ。
・5メガピクセル(500万画素)の高画質
・薄さと小型化にこだわった17.3mm のスリムボディ
・なめらかな光沢のホワイトコーティング、個性的なストラップフックの付きのスタイリッシュなデザイン
・レンズの出ない光学3倍ズーム
・最短8cmまで寄れるマクロ機能や、最短約1cmまで迫れる拡大鏡モード
・見やすい2.5型の大画面液晶
・屋外でもくっきり鮮明、ハイブリッド型液晶モニター
・カール ツァイス「バリオ・テッサー」レンズ搭載
・撮りたいシーンがキレイに撮れる8モードのシーンセレクション搭載
・夜景をバックに美しく撮れるスローシンクロモード搭載などなど
これでブレ防止機能があれば… ※まだ言うか…へ(__へ)☆\(^^;))
<ということで…>
デジカメ選びは、あくまでも自己責任ながら、撮影用途や自分の癖(日頃からブレやすいなど)を念頭におきながらお選びいただくことをお奨めする。いろいろ話題の多いスリムコンパクト機(SONY DSC-T11)であるが、Web編集になくてはならない片腕として、毎日ホットなニュース取材に活躍してくれていることをお伝えして筆を置きたい。
2004年10月 write.
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