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Martinの「デジカメ指南」
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tips13 フォーカスロック
オートフォーカス(自動焦点)とは、読んで字の如く「ピントを自動で合わすことが出来る画期的な機能」であることは既にご承知のことと思います。しかし、技術が進んだとはいえオートフォーカスはまだまだ万能ではありません。一般的にカメラは「どこに」ピントを合わせてよいのか分からないので、とりあえず「真ん中」に合わせるように設計されています。ですから離れている2人の人物をそのまま撮影しようとする時には、「人物ではなく(離れている2人の人物の間の)背景にピントが合ってしまった」という結果になりかねないのです。
そこで、このオートフォーカスの弱点を補完するために登場したテクニックが、フォーカスロック(AFロック)なのです。つまりオートフォーカスとは、あらかじめピントを合わせた状態で固定させておくこと。言いかえれば「事前にカメラにピントを覚えさせておく」ようなものです。
<その方法とは・・・>
1 まず、ピントを合わせたい被写体にカメラの中心を向ける。
2 次に、シャッターボタンを軽く半押しする。
3 シャッターボタンを半押ししたまま、撮りたい構図に変えて、そのままシャッターを押し込む。
<フォーカスロックはカメラが知らせてくれる>
「そんなこといっても、シャッターボタンを半押ししたのにうまくいかへんかった」とか・・・。
「そのままシャッターが切れてしまったやんか!」、「フォーカスロックに入ったことがわからない?」
などと言われる諸兄も多のではないでしょうか。
確かに操作には、ちょっとしたコツが必要かもしれませんが、フォーカスロック状態に入った時には、ちゃんとカメラが知らせてくれるのです。
シャッターボタンを半押しすると、ファインダー内(周辺)に緑色のランプが点灯し「ピピッ!」とビープ音が鳴るのは皆さんご存知でしょうか。
(省エネのため音を消してあるという方は音は鳴りませんが・・・^^;)
まさにこの時が、フォーカスロックの状態に入った瞬間なのです。
ですから、シャッターボタンをそのまま(半押ししたまま)撮りたい画面にカメラを動かしてシャッターを押せば、思ったところにピントが合った写真が撮れるのです。しかし・・・、カメラを動かすといってもカメラと被写体の距離を変えない範囲ですので念のため・・・へ(__へ)☆\(^^;)
ピントを画面の真ん中以外に合わせたい時以外にも、ピントの合いにくい被写体を撮るときにもよく使いますので、以上のことを念頭におきながら、一度練習されることをお勧めします。
2002年12月 write.
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