本文へスキップ
Martinの「デジカメ指南」
pointメニューへ戻る
menu
point9 露出補正、特に強い日差しのときは、どんなことに注意したらいい?
特に強い日差しの時には、影と日向の明暗差が大きく、コントラストが強くなりすぎることを念頭に置く必要がある。
炎天下での撮影は影が強く出てしまい、特にポートレート(人物のアップなど)では最悪の条件といえる。
この場合、やわらかい光となる木陰などを選んで撮影することをお薦めしたい。逆に、風景写真などの場合には好条件(但し、10〜15時くらいの間は頭の上に太陽があるので注意が必要)となる。
なお、強い逆光線や斜光線の場合は顔が暗くつぶれる傾向が強く、一般的にプラス補正で対応することになる。
◆一眼レフ以外のデジカメ
液晶モニタで常に(撮影前後の状況が)確認できるので、それぞれのカメラに応じて(操作方法は取扱説明書をご一読)プラス補正の度合いを変化(例えは+0.5〜+2.0の方向へ段階的に)させ、一番気に入った明るさにて撮影する。勿論、撮影後の画像もチェックできるため、失敗は少ないといえる。
但し、炎天下では液晶モニタが見づらいので、手で影を作るなり、市販の遮光フードなどを利用するのもひとつの方法
◆一眼レフデジタル
撮影前に画像(露出補正した状態など)を液晶モニタに写して見ることは出来ない(ファインダーで被写体は確認できるが、あくまでもレンズを通した像でしかない)ので注意が肝心。
そこで、概ね次のような操作を行うことになる。
一眼レフデジタルの場合には、大きく分けて、多分割測光やマルチパターン測光と呼ばれる測光方式、中央部重点平均測光、スポット測光が搭載されている。
露出補正を行う場合には、迷わずスポット測光に切り替えて、(逆光の人物のアップを撮る場合)顎の辺りにファインダー(のぞき窓)の中心を合わせて、スポット(若しくはAEロック)ボタンを押すことで、ファインダーの中の露出インジケーター(メモリみたいなもの)がどの位置を差しているかで、現在の露出状況が分かる。そこでその値に(概ね)プラス1.0程度補正してシャッターを押すことになる。
但し、機種によってはAEロックボタンがスポットボタンを兼ねている場合があるので、(一応)取扱説明書をご一読願いたい。
「なんやややこしくてようわからん?」といわれそうなので、(さらに)平たく解説すれば・・・
予め露出補正ボタンでプラス1.0(概ねと表現したが、撮影した結果がまだ暗いようであれば、1.5なり2.0などと変化させて撮影してみる)に合わせる。そして、スポット測光に切り替えて、(逆光の人物のアップを撮る場合など)顎の辺りにファインダー(のぞき窓)の中心を合わせて、スポット(AEロック)ボタンを押したままでシャッターを押せばOK。
但し、人物が画面中央ではない場合(例えば少し右に寄っている場合)は、顎の辺りにファインダー(のぞき窓)の中心を合わせて、スポットボタンを押した状態でシャッターを軽く押す。そして、自動的にピントが合ったこと(ファインダー内の緑色のランプなどが点灯)を確認して、(スポットボタンを押したまま、シャッターボタンを軽く押してピントが固定されている状態で、ファインダーの向きを撮影したい方向にずらしてシャッターを押せば、ピントも合い、顎の付近の露出も(概ね)プラス1.0に固定された状態で撮影することが出来る。
あとは結果次第。
既成概念にとらわれることなく、自分が一番気に入った明るさに微調整すれば、大きく失敗することはない。
TRY AGAIN!
2007年02月 write.
このページの先頭へ
ナビゲーション
トップページ
top page
はじめに
introduction
プロフィール
profile
使用機材紹介
item
不定期コラム
column
ギャラリー
gallry