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Martinの「デジカメ指南」
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Lecture37 ピンボケと手ブレ
うまく写真が撮れなかったときの主な原因に「ピンボケ」と「ブレ」がある。
初心者がよく混同してしまうのも、この「ピンボケ写真」と「手ブレ写真」。
簡単に判断する方法として、被写体以外ではっきり写っているところがあれば明らかに「ピンボケ」。他方、「手ブレ」は撮影中もっとも多い失敗で、画像全体が流れているように見え、どこにもピントが合っていない。
<ピンボケの傾向と対策>
ピンボケは、撮ろうとする被写体にピントが合っていない状態をいい、人物を撮影したのに後ろの景色にしかピントが合っていなかったなどよくあるパターン。そうならないようにするにはどうすればよいか?
「フォーカスロック」というテクニックを使うのである。
その方法とは・・・
1 まず、ピントを合わせたい被写体にカメラの中心を向ける
2 次に、シャッターボタンを軽く半押しする
3 シャッターボタンを半押ししたまま、撮りたい構図に戻してシャッターを押す
<手ぶれの傾向と対策>
手ぶれは、シャッターボタンを押したときにカメラ自身が動いてしまった時や、シャッターボタンを押す瞬間に、撮ろうとする被写体が動いてしまった時に起こりうる。
カメラが動いて起きるブレは、画像全体が流れているように見え、どこにもピントが合っていないので、ピンボケとは簡単に区別がつく。
そうならないようにするにはどうすればよいか。
1 カメラをしっかりと構える
2 暗いところで撮影する場合などには、三脚を使用する
3 フラッシュ(ストロボ)を使用する
(但し、内蔵のフラッシュは光量も弱くせいぜい3~5メートル程度)
<油断大敵、被写体ブレ>
手ブレ対策を施しても避けられない大敵がいる。
スナップ撮影やオートレース撮影などの場合、主役(被写体)が動くものであるのでそれなりに割り切れる。
しかし、「手ブレ(カメラブレ)」の他にも自然界には大敵が存在していることを忘れてはならない。それは「風」である。
遠くの風景を撮影する場合には、風を自然描写の手法として時にはありがたいツール(道具)となり得るものであるが、花などを撮る場合には被写体自身が風で揺れてしまい、結果として被写体ブレとなるのである。
そうならないようにするにはどうすればよいか。
難しい質問であるが・・・、
1 雨上がりの無風状態を狙う
2 風が止むのを根気強く待つ
3 あきらめる
<おわりに>
こうしたセオリーを頭に入れているといないとでは、結果は大きく違う。
「人より一味違った写真(画像)を撮りたい!」
その秘訣は、意外なところに隠れているのかも知れない!
2012年09月 write.
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