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Martinの「デジカメ指南」
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tips33 そろそろ欲しい一眼デジカメ
デジカメを使い始めて?年。そろそろグレードアップしたくなる頃?巷では、一眼レフタイプも含め値ごろなデジカメが揃って発売された。一昔前なら50万円は下らなかった一眼レフデジカメであるが、今秋には20万はおろか、一気に10万円台にまで突入したからさぁ大変。値ごろさも手伝ってか普及型一眼レフデジカメへの注目度は日増しに高まるばかり。そういう筆者も多分に漏れずグレードアップを敢行した。今回は、憧れの一眼レフデジカメについて、メリット・デメリットを含め独断と偏見で紹介してみたい。
<一眼レフと一眼レフタイプ>
大別してレンズ交換できるものと、レンズ交換はできないもののハイグレードな機能を備えた、いわゆるフラッグシップ(旗艦:最上級機種)と呼ばれるものに分けられる。フィルム写真からデジタル写真へと大きく変化していくなかで、S社をはじめとした家電メーカーがシェアを伸ばしているのを横目に、肩身の狭い思いをしてきたN、C社などのカメラメーカーが満を持して続々と新機種を発表。おまけに低価格化がユーザーに受け入れられて、売り上げも続伸しているところではなかろうか。
<一眼レフされど一眼レフ>
コンパクトタイプのデジカメが普及するにつれて、画素数がグレードアップし、今では500万画素のデジカメも今では普及機となりつつあるのが実態。とはいえ同じ500万画素でもコンパクトタイプと一眼レフタイプとでは、写り方がこんなにも違うものか。値段の差は言うまでもないが...へ(__へ)☆\(^^;)
ひとつにはCCD(素子と呼ばれる光の強さを電気信号に変えるフォトダイオードを並べたもので、画素数とはCCDの中に素子がいくつあるかを示したもの。この画素数がピクセル数と呼ばれている)の大きさが格段に違うこと。ふたつめには、搭載されているレンズが高性能である。レンズ交換できる一眼レフは、フィルムカメラの交換レンズを流用できるものから、専用のレンズを新たに開発したものなど、広角から望遠にいたるまで撮影用途により各種用意されており、いわゆるコンパクトタイプとは写りも格段に違うのである。
<フィルムカメラユーザーの気持ち>
私を含め、長年、一眼レフと付き合いしてきたユーザーにとって一番の願望は、自分の所持する多くの交換レンズを使用することのできるデジタル一眼レフの発売である。すでにN社やC社、P社などから多くのモデルが発売されているが、待てど暮らせど我がCM社からは以前音沙汰なし。自分の交換レンズ達を今一度、表舞台に立たせたいと思っているのは私だけであろうか。...へ(__へ)☆\(^^;)
<知っていて損はないメリット・デメリット>
◆油断大敵「ゴミ・ホコリ」
レンズ交換式の一眼レフデジカメは、レンズ交換時にホコリなどが侵入して撮像素子(CCD)に付着することがあり、それが粒状のノイズとなって現れてしまう。この場合、ほとんどのメーカーがサービスセンターでのクリーニングを推奨している。しかし、最近になってO社のE-1では「スーパーソニックウェーブフィルター(CCDの直前に薄いガラス板を設け、それを超音波で振動させて付着したホコリなどを除去する)」という画期的なシステムを搭載しているものや、S社のように撮像素子に付着するホコリの侵入を防ぐ、ダストプロテクターと呼ばれるものを標準装備しているものも登場するなど、今後の他社の技術開発に期待したいところである。
◆交換レンズの焦点距離
これまでの多くの一眼レフデジカメ(EOS-1D、同D60」、N社「D1X」など)は、ボディやレンズには35mmフィルムカメラと同じものを流用しているが、CCDやCMOSなど撮像素子には35mmサイズよりもひと回り小さいサイズのものを搭載している。その結果、レンズの画角は本来の画角よりも狭くなり、見た目の焦点距離はレンズ本来の焦点距離の約1.3〜1.6倍になる。具体的には、焦点距離35mmの広角レンズは約50mmの標準レンズ相当に、焦点距離50mmの標準レンズは約75mmの中望遠レンズ相当になってしまうのである。つまり、望遠レンズではあまり影響はないが、広角レンズを使いたい場合は非常に辛いものがあるのである。しかし、その半面デジタル専用レンズは、軽くて安価で、しかも広角から望遠までのズームレンズが用意されており、フィルム一眼レフカメラユーザーからは想像もつかないような驚くべき出来事なのである。
◆RAW形式のファイル
一眼レフデジカメならずとも一眼レフタイプでも、この種のファイル形式で保存できるデジカメが多くなってきている。(というよりもこれしか記録できない高級機もある)要約するならば、「デジカメ画像」は、このRAWデータをもとにさまざまな処理を加えてJPEG形式で保存したものであるが、カメラが加工する前のRAWデータを直接取り出すことでユーザーは、より自分の好みに応じた加工を行うことができる(ホワイトバランスなども自由自在)。しかし、RAWデータ自身膨大なデータ容量であり、よほど熟練しないと1枚の加工に相当の時間を費やしてしまうなど、簡単・手軽にとはいかないのである。でもご安心あれ!もちろん従来よりのJPG(ジェイペグ)と呼ばれる圧縮ファイルでの保存も可能で、出力(印刷)用途によりお選びいただきたい。
<妥協点は何処に>
写りは一眼文句なし。レンズもチョイス次第で、安くて・軽くてありがたい。保存ファイル形式は、圧縮の少ないJPG(ジェイペグ)形式がとても手頃。あとは、早くて綺麗で退色の少ない顔料インクジェットプリンタを待つばかりである。しかし・・・である。自分の必要とする写真の大きさはどれほどなのか。最終的にはこの辺で妥協点が見出せそうである。 ちなみに私の場合、「大半がA4サイズ、あったらいいなA3サイズ」である。早くて、安価で、綺麗な顔料インクジェットプリンタの登場を待ってやまない。
2003年09月 write.
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