RAW現像などデジタルワークフローの現場においては、常に画像を視認するためのモニタが非常に重要な位置を占めているのはご承知のことと思う。 優れた色再現、滑らかな階調表現、正しい色温度、輝度・色調の安定性など、モニタ自体の性能が優れているのは言うまでもないが、重要なのはそのモニタが正しい色を再現出来ているかということである。いくら高価なモニタを買ったとしても、正しい色が表現出来ていなければ何の意味も持たないのである。 そこで、モニター自身が持つ性能をフルに発揮させるために必要となるのが、モニターの表示環境を整えるキャリブレーションなのである。最初は正しい色を表現していたモニターも、経時変化により次第にその性能を発揮できなくなってしまうため、キャリブレーションは定期的に行うことが望ましく、概ね1ヶ月に1回程度が目安とされている。 厳密な色を扱うからこそ、常に良い表示環境を整えられるように管理することが重要となるのである。 |
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Spyder3Pro | Spuder3Elite | |
ガンマ設定 | 1.8, 2.0, 2.2, 2.4 | 0.5〜3.0 |
色温度設定 | 5000K/5800K/6500K | 3000K〜13000K |
センサーサイズ | 直径27mm | 直径27mm |
環境光測定 | ○ | ○ |
価格 | \23,800 | ¥34,800 |
1.キャリブレートするディスプレイを選択、デフォルトは「プラグアンドプレイモニタ-1、デフォルトのまま次に進む | 2.ターゲットの選択 ガンマ:2.2、白色点:6500K、輝度モード:目視、黒輝度:なし、白輝度:オフ |
3.ディスプレイタイプを選択 LCD、CRT、プロジェクタ、ノートブックから選択する、ここでは、ノートブックを選択 |
4.コントロールの識別、明るさ、コントラスト、バックライトから選択、ここでは、バックライトを選択 | 5.白輝度の設定、4つのブロックが区別できるようにバックライトで調整、ここでは、デフォルトのまま次へ進む | 6.カラーコントロールの識別 ケルビンプリセット、ケルビンスライダ、RGBスライダ、ノートブックの場合、チェックを入れずに次に進む |
7.センサーの取り付け方法選択 吸盤を付けて使用、吸盤を付けないで使用、ここでは、吸盤なしを選択 |
8.現在の設定 測定方法の設定を確認する画面、ここでは、これらの設定で続行するを選択 |
9.センサーの取り付け指示 画面の表示位置に、センサーを吊り下げる、次に進む |
10.黒の測定 ※以下、ソフトウェアで自動的に測定が進められる、キャリブレーションがスタート |
11.赤の測定 | 12.緑の測定 |
13.青の測定 | 14.グレーの測定 |
15.プロファイル名の設定 ※デフォルトは、プラブアンドプレイモニタ-1、ここでは、デフォルトのまま進む |
16.キャリブレーション後の色調表示 切替ボタンを押すことにより、キャリブレーション前の表示が表示される |
17.キャリブレーション前の色調表示 個別の画像を選択して、キャリブレーション前後の比較をすることも可能 |
18.キャリブレーションの終了 終了、もういちどキャリブレートするのいずれかを選択 終了を選んで、キャリブレーション行程を終了する |
キャリブレーション前 |
キャリブレーション後 |
赤チャンネル(ターゲットとキャリブレーション後比較) |
緑チャンネル(ターゲットとキャリブレーション後比較) |
青チャンネル(ターゲットとキャリブレーション後比較) |
受光部の大きさ比較(左Spyder2、右Spyder3) |
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