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Martinの「デジカメ指南」
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Lecture6 どのくらいの画素数で撮影すればいい?
フルサイズ、APS-C、ミラーレスデジタル一眼の登場など、目まぐるしい進化を遂げているデジタル一眼レフ業界にあって、コンパクトデジカメからの乗り換え組や新たに一眼レフを手にする諸兄も多いと聞く。
また、価格も一昔前のフィルム一眼レフ時代よりははるかに安価となり、「いつかは一眼レフ」をとお考えの諸兄も多いのではなかろうか。
とはいえ、気軽さ故に「買っては見たものの使いにくかった」、「考えてもみなかった」というような不具合に遭遇するケースも無きにしも非ず。また、これから購入をお考えの諸兄も、「一体どのようなものを買えばいいのか?」、「果たして使いこなすことはできるものなのか?」とお悩みをお持ちのはず。
そこで、多くのリクエストにお応えすべく、(筆者長年の経験から)こうしたお悩みにお答えすべく、今般、「デジタル一眼レフ入門講座」をスタートすることと相成った。tipsシリーズのカテゴリ集約や、入門者用の基礎的な知識や人には聞けない疑問なども織り交ぜながら、平易解説でお届けする。
今後、デジタル一眼レフを始められる諸兄の参考となれば幸いである。
<はじめに>
デジタル一眼レフでは、コンパクトデジカメと同様に記録画素数を選べるようになっている。
基本的には最大画素数のサイズLを選ぶのが定石だといえるが、大きなサイズにプリントしないなら、サイズMやサイズSにした方が、同じ容量のメモリーカードでもたくさん撮れる。
例えば、SONYα77ではサイズL(約2400万画素)、サイズL(約2000万画素)、サイズM(約1200万画素)、サイズM(約1000万画素)、サイズS(約600万画素)、サイズS(約510万画素)の6種類から選択することができる。
仮に、4GBのSDHCメモリーカードに、圧縮率の最も少ないJEPGで記録した場合、サイズL24Mなら200枚、以下、L20M:230枚、M12M:385枚、M10M:435枚、S6M:610枚、S5.1M:680枚といった具合になる。
<静止画>α77
<用途は明確に>
パソコンに保存するとき、サイズが小さいと画像をたくさん保存できるので、小容量のハードディスクで済むのに対して、処理能力の低いパソコンで大きなサイズの画像処理を行った場合、処理が終わるまでに時間がかかったり、拡大表示が遅かったりする場合もある。しかしながら、大サイズの画像から小サイズの画像を作ることは(パソコンで)簡単にでるが、小サイズの画像から大サイズの美しい画像を作り出すことは不可能。ましてやA4やA3ノビなどに大きく伸ばして印刷したい場合などには、プリントサイズの差は歴然である。
メモリーカードの残り容量を節約するあまり、傑作が撮れたが小サイズで撮っていた。などという経験をお持ちの諸兄も少なくないのでは?
せっかく高画質・高画素のデジタル一眼レフを買われたのなら、最大限その能力を発揮させてやるべきであろう。少しのお約束とセオリーで素晴らしい作品が撮れるとしたら、ここはぜひとも最大のサイズで撮影することをお勧めする。
もっとも、絶対にプリントはしない、画面でしか見ない、プリントしだとしてもL判までというなら、あえて小サイズで撮るのも理に叶ってはいる。それなら、何もデジタル一眼レフを買わなくても良かったのではないのか?
<メモリカードも値ごろに>
最近、デジタル一眼レフに多く採用されているSDスロットであるが、当初の主流はCF(コンパクトフラッシュ)で、デジタル一眼レフの普及と共に価格もこなれてきた。ところが、コンパクトデジカメに見られるようにサイズの小型化も遂には一眼レフカメラにまで及ぶようになり、SDカード全盛時代となったのである。
いまやそのSDカードも大容量化でSDHC規格となり、価格もClass10の16GBでなんと3000円を割るSDHCまで登場している。
(お店で買えば少々高いが、ネットで探せば簡単に見つかる)
ちなみに筆者は、16GBのCFカードを常用しているが、フルサイズの圧縮RAWで約630枚(1枚約25MB)が撮影可能であることからも、16GBもあれば十分であろう。あとは、予備用にもう1枚あればとりあえずは十分。
デジカメは、要らない画像は後からでも消去できるので、押さえの押さえに、たくさん撮っておきたいものである。
いずれもSDHC Class10 16GB 3000円未満で入手可能! Amazon
2012年05月 write.
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