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Martinの「デジカメ指南」
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Lecture35 スナップの極意(目線で撮れ)
一般的には、望遠レンズよりも広角レンズを使う機会のほうが多い。特にスナップ撮影の場合、広角レンズは広い範囲を写すことができるため、その場の状況を見せたいときには非常に効果的であり、遠近感が強調できることなどから、迫力ある作品への近道でもあるといわれている。
<目線で撮れ!>
高機能の広角ズームの搭載されたデジカメでも、ただ漫然と撮影しただけでは、単に広く写せたというだけで平凡なものに他ならない。
そこで、子どもを撮影する場合・・・
撮ろうとする子ども(被写体)に、出来るだけ近づく。しかも、子どもの目線(目の高さ)に合わせて、カメラの高さを変えて撮影する。
ここで重要なのことは、立ったままでカメラを構えるのではなく、しゃがんで子どもの目の高さでカメラを構えて撮影すること。頭の中では分かっていても、いざ撮影しようとするときには、被写体に気をとられているのが通例ではないか。
つまり、子どもから見た世界を再現することで、ずいぶん新鮮な写真が出来上がる。
子どもには子どもの世界があり、ペットにはペットの世界があるように、その世界を忠実に表現しようとするならば、常に相手の目線(目の高さ)に合わせて撮影することである。
<応用編>
砂浜などで、近づく波をローアングル(低い位置)で撮影すると、あたかも大きな波が寄せてくるかのような迫力ある写真が撮れるのも、常に自分の目線ではなく表現したい目線で撮影した結果である。
また、ニュースなどで報道陣が囲む中、記者が両手をいっぱい上に伸ばして高い位置からノーファインダー(ファインダーや液晶モニタを見ないで)で撮影している光景を目にされたことがあると思うが、こうした方法も祭りなどの群集を撮影する場合にも応用できる。
<おわりに>
“相手の目線に立つ”ことで、「新鮮」な世界がひろがること。「新鮮」というこの言葉。案外、迫力ある写真を撮るための近道なのかもしれない!
2012年09月 write.
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