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Martinの「デジカメ指南」
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Lecture29 簡単!らくらく露出補正
デジタルカメラは、一般的にはシャッターを押すだけで、ほぼ適当な明るさの写真が撮れるようになっているが、その場の状況によっては実際よりも暗く写ったり、明るく写ったりすることがある。
例えば、逆光の時などには背景が明るいために顔が暗く写ってしまう。そのため、逆光での撮影をあきらめたりした経験はなかろうか。
こういう時のために装備されているのが露出補正機能である。
<逆光ほどドラマチックに>
よく銀塩カメラ(一般のネガフィルムなどを使って撮影)では、太陽を背にした順光で撮影しないと・・・といわれる諸兄が多い。確かに、順光では顔が暗く写ることもなく優等生の写真が撮れるのである。しかし、その多くはごくごく平面的な作品(写真)でしかないことにお気づきであろうか。
ここは、ひとつリスクを犯して、逆光下での撮影にも挑戦していただきたい。
逆光線や斜光線での撮影は、立体感がより強調できるばかりか、メリハリのついた素晴らしい写真が撮れ、ひと味もふた味も違った作品が出来上がるのである。
では、リスクを犯しても顔が暗く写らないようにするにはどうすればいいか。そこで、詳解するのが露出補正機能なのである。
<露出補正機能とは>
露出補正とは、写真の明るさを変化させる機能のことで、露出補正操作ダイアルなどの数値を変えることで写真が明るくなったり暗くなったりする。但し、デジタルカメラ(メーカー)によって呼び方やボタン(機能)も様々なので、予め取扱説明書をご一読願いたい。
余談であるが・・・、銀塩写真(一般のネガフィルムなどを使って撮影するもの)で撮影する場合、ハイアマチュアと呼ばれる人たちは、その場の状況を判断し、頭で結果を予測しながら露出補正を行っている。特に、リバーサルフィルム(スライド用フィルム)の場合には、結果はシビアに表現されるために「どの様にどれ位補正すればどの様になるか」は、長年の経験と感に頼るしかなく、しかも結果が出るまで(現像が終わるまで)分からないため、相当枚数のおさえ(万が一のために露出を細かく何枚も撮影)が必要となり、撮影は至難の業と言わざるを得ないのが実情なのである。(汗)
<簡単らくらく露出補正>
が・・・しかし、デジカメの場合には、そんな心配はご無用!
付属の背面液晶モニターで逐一、露出補正の状況が見て取れるため、難しい操作や、補正数値を覚える手間も要らない。つまり、撮影する前に結果を確認することができるのである。さらに、撮影後に再度画像を確認して、再調整してシャッターを押せば完璧である。
<ポイントはこれ!>
「暗いときにはプラス側に、明るい時にはマイナス側に」補正する。平たく言えば、暗く写るようであればプラス側に、明るすぎると思ったらマイナス側に露出補正ダイアルを回せばいいのである。
結果オーライ!がデジタルカメラのいいところ、お試しあれ!
2012年08月 write.
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