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Martinの「デジカメ指南」
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Lecture28 構図の種類?
<縦位置と横位置>
横位置なら「広がり」や「安定感」、縦位置なら「高さ」や「奥行き」などの印象を写真に表現することが出来る。横位置の撮影では、手前にある被写体を中央ではなくフレームの左右どちらかに寄せるように入れ、背景が写るスペースを確保することで被写体も大きく写り、背景の雰囲気も写真に取り入れることができる。
一方、カメラを縦位置にして撮影する場合は、縦に長く伸びる被写体が画面におさまりやすく、「高さ」を表現しやすくなる。また「高さ」だけではなく、左右の余計な部分を入れないことで「奥行き」の印象を強調することもできる。
縦位置で「高さ」を表現するには、長辺の長さや画面の対角線方向などを使い、被写体を画面いっぱいに写すと効果的。「奥行き」を表現するには、手前の被写体を画面中央よりも下や左右などに寄せて入れ、画面の空いているスペースに「奥行き」を感じさせる被び体を入れるようにすると画面をまとめやすい。
<構図の種類>
被写体を画面の真ん中に大きく写すのはカメラワークの基本。とはいえ被写体の形状や周囲の状況によっては、不自然になったり単調になったりする。そこで、ある程度の基本的な構図パターンを覚えておきたい。
◆対角線描構図
直線や直線状に配置された複数の物を画面の対角線上に配置。建築物をはじめ多くの被写体に応用でき、奥行きやダイナミックさが出せる構図
◆三分割構図(三分割法)
海や草原などの開けた場所や、画面内の被写体サイズが小さい場合などに有効。画面を縦と横にそれぞれ3等分する線を引くと、画面上に縦と横の線が交わる4つの交点ができ、その分割線上や交点の位置を目安にしながら被写体の位置を決める。この構図を意識して撮影すれば、被写体の周囲にできる空間が単調になりにくく、バランスの取れた写真に仕上げることができる
◆シンメトリー構図
左右や上下を対称にすることで、静的な美しさを引き出すことができる。被写体によっては、奥行きのある立体的な写真も可能で、整然とした雰囲気や幾何学的な模様のような面白さも出せる
◆S字構図やC字構図
蛇行やカーブする道や水流などを文字になぞらえて遠近感やスケール感が出せるなども、流れるような柔らかいイメージを生むことができ、風景撮影などで活用できる構図である
◆日の丸構図
国旗の日の丸のように画面の真ん中に被写体をフレーミングした構図のこと。
日の丸構図で撮影すると、面白みに欠けてしまうので、日の丸構図はダメだと言われることが多いが、被写体によっては真ん中に被写体をフレーミングすることで、ストレートに被写体を見せる力強い作品になる場合もある
<黄金分割>
構図に迷ったときには、俗に「黄金分割」を使うと構図をまとめやすくなるといわれている。画面を縦横に三分割する線を引き、その交点や交点を結ぶ線などに被写体や画面の線を配置するとバランスよく見えるという絵画の技法である。
例えば水平線を扱う場合(水平線が)画面の中心にあっては(画面を2分割して)どちらを強調したいのかが分からない。そこで、上「1/3」若しくは下「1/3」に合わせることでることで、バランスよく見せることが出来る。
2012年08月 write.
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