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Martinの「デジカメ指南」
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Lecture22 付加機能(シーンモード)
最近のデジカメには、数多くの撮影状況を想定して、シーンモード(メーカーによってはシーンセレクションなど)と称した機能が付加されている。
これは絞りやシャッター速度などを考慮して、予め夜景や人物撮影(ポートレート)、風景など、誰にでも簡単に意図した写真が取れるようにプログラム(設定)された便利な機能のことで、最新機種になるほど様々なシーンが用意されている。これを利用すれば、絞りやシャッタースピードを気にせずに撮影に専念できるであろう。
但し、この設定はあくまでもメーカー(カメラ)側で、いろいろなケースをもとにプログラム(設定)されていることをお忘れなく。
<主なもの>
◆ポートレートモード
人物撮影に適したモードで、背景をぼかし、手前の人物を浮かびあがらせて撮影することができる。また、背景をぼかすため、絞りは開放(F2.8など一番小さく)近くに設定されている。しかし、効果的な撮影をするためには次のことを念頭において撮影されたい。
・人物は出来るだけ上半身いっぱいに
・被写体をできるだけ背景から遠ざける
・ズームレンズは広角側ではなく望遠側で撮る
◆風景モード
遠景にフォーカスが合いやすいモードで、風景撮影に適している。
このモードは、手前から背景までピントを合わせるために、絞りを大きく(F5.6やF8など)設定されているため、暗い場所では当然シャッター速度が遅くなり、日陰や曇天時、また夕方や夜間の撮影では、手ブレを起こす危険性がある。
◆夜景モード
暗い場所での明るい被写体の色とびを抑え、暗さの雰囲気を損なわずに撮影できる。夕暮れや夜景を背景にした人物撮影で、人物と共に人物の背後の景色も写したい記念撮影などにお勧め。
(「スローシンクロ」と言われる撮影技法をカメラが自動的に行うようにプログラムされ、夜景を撮影するときの「人物ストロボ撮影」と「スローシャッター」とを組み合わせたもの)
※暗い場所での撮影となるため、三脚などデジカメを固定できるような工夫と人物が動かないように配慮することが必要
ちなみに、写真のダイアルは「SONY α65」のものであるが、この機種ではシーンセレクションと称して「ポートレート」「風景」「マクロ」「スポーツ」「夕景」「夜景ポートレート」「夜景」「手持ち夜景」の、8種類のシーンモードが搭載されている。
2012年08月 write.
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