本文へスキップ
Martinの「デジカメ指南」
Lectureメニューへ戻る
menu
Lecture18 望遠レンズの特徴と使い方!
フルサイズ、APS-C、ミラーレスデジタル一眼の登場など、目まぐるしい進化を遂げているデジタル一眼レフ業界にあって、コンパクトデジカメからの乗り換え組や新たに一眼レフを手にする諸兄も多いと聞く。
また、価格も一昔前のフィルム一眼レフ時代よりははるかに安価となり、「いつかは一眼レフ」をとお考えの諸兄も多いのではなかろうか。
とはいえ、気軽さ故に「買っては見たものの使いにくかった」、「考えてもみなかった」というような不具合に遭遇するケースも無きにしも非ず。また、これから購入をお考えの諸兄も、「一体どのようなものを買えばいいのか?」、「果たして使いこなすことはできるものなのか?」とお悩みをお持ちのはず。
そこで、多くのリクエストにお応えすべく、(筆者長年の経験から)こうしたお悩みにお答えすべく、今般、「デジタル一眼レフ入門講座」をスタートすることと相成った。tipsシリーズのカテゴリ集約や、入門者用の基礎的な知識や人には聞けない疑問なども織り交ぜながら、平易解説でお届けする。
今後、デジタル一眼レフを始められる諸兄の参考となれば幸いである。
<はじめに>
一眼レフを買ったらまず使ってみたいと願うあこがれの望遠レンズ。
単に遠くのものを大きく写せるだけでなく、見た目よりも遠近感がグッと縮まったように写り、背景などを大きくぼかすことができるため、迫力のある作品が生まれやすいレンズである。
70-200mm/F2.8G SSM
35mm換算:105-300mm
300mm/F2.8G SSM
35ミリ換算450mm
<レンズの特徴>
望遠レンズの特徴は、大きなぼけを作りやすいこと。絞りを開け、近くの被写体にピントを合わせると、背景が大きくぼける。このため、被写体の背景に邪魔なものやゴチヤゴチヤしたものがあっても、ぼかすことで被写体を浮かび上がらせ、すっきりとした背景にできる。
「ポートレート(人物)」撮影は、まさにこの利点を利用して撮影するのである。
また、広角レンズでは見た目よりも遠近感が強調されるが、望遠レンズではその道で遠近感がグッと縮まったように写る。つまり近くのものは大きく、遠くにあるものも大きく写るため、距離が縮まったような圧縮効果がより迫力を増す。
なお、焦点距離が長くなるほど圧縮効果も強くなる。
<撮影のポイント>
被写体をより大きく写すために、わずかなカメラの揺れもブレとなって現れやすくなっていること。最近のレンズやカメラには手ぶれ補正機能が搭載されており、手ぶれを軽減してくれるものの、確実にぶれないようにするにはしっかりとした三脚でカメラを固定することがポイント。
最近のデジタル専用の望遠レンズでは、フィルム一眼レフカメラの時代からはとても想像できなかったような、軽量コンパクトなものが登場してきている。
しかし、軽量コンパクトとはいえ望遠レンズである。安易に手持ち撮影して、後から「ブレていた」などと泣き言を言わないようにしたいものである。
また、大きなぼけが得られる反面、正確にピントを合わせないとピンぼけの写真になってしまうため、しっかりピント合わせを行うことも重要なポイントである。
オートフォーカスといえども万能ではなく、特に手持ち撮影などではターゲットを正確にロックオン出来るとも限らない。
<メリット・注意点>
◆メリット
・遠くの被写体を大きく写せる
・圧縮効果を引き出せる
・ボケ効果を演出できる
◆注意点
・手ぶれを起こしやすい
・手ぶれ補正機能搭載の望遠レンズを活用する
・三脚が必要になることもある
・ピント合わせが重要
2012年07月 write.
このページの先頭へ
ナビゲーション
トップページ
top page
はじめに
introduction
プロフィール
profile
使用機材紹介
item
不定期コラム
column
ギャラリー
gallry