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Martinの「デジカメ指南」
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Lecture17 広角レンズの特徴と使い方!
フルサイズ、APS-C、ミラーレスデジタル一眼の登場など、目まぐるしい進化を遂げているデジタル一眼レフ業界にあって、コンパクトデジカメからの乗り換え組や新たに一眼レフを手にする諸兄も多いと聞く。
また、価格も一昔前のフィルム一眼レフ時代よりははるかに安価となり、「いつかは一眼レフ」をとお考えの諸兄も多いのではなかろうか。
とはいえ、気軽さ故に「買っては見たものの使いにくかった」、「考えてもみなかった」というような不具合に遭遇するケースも無きにしも非ず。また、これから購入をお考えの諸兄も、「一体どのようなものを買えばいいのか?」、「果たして使いこなすことはできるものなのか?」とお悩みをお持ちのはず。
そこで、多くのリクエストにお応えすべく、(筆者長年の経験から)こうしたお悩みにお答えすべく、今般、「デジタル一眼レフ入門講座」をスタートすることと相成った。tipsシリーズのカテゴリ集約や、入門者用の基礎的な知識や人には聞けない疑問なども織り交ぜながら、平易解説でお届けする。
今後、デジタル一眼レフを始められる諸兄の参考となれば幸いである。
<はじめに>
広角レンズとは文字通り焦点距離の短いレンズで、広い範囲を写すことができる。広大な風景を撮影したり、画角が広いため狭い場所でも広く写せるレンズで、単に広い範囲が写せるだけでなく、広角レンズは人間の目で見た感覚よりも遠近感が強調されるのが特徴である。
人間の目で見たときの遠近感や感覚に近い描写をするとされる(焦点距離が)50ミリのレンズを標準レンズと呼ぶ。この標準レンズよりも焦点距離の短い広角レンズでは、実際の見た目よりも遠近感が強調されるのが魅力で、スナップ撮影に多く用いられている。
16mm F2.8 Fisheye
35mm換算:24mm
Distagon T* 24mm F2 ZA
SSM 35ミリ換算36mm
35mm F1.4 G
35mm換算:50mm
<ポイント>
広角レンズはピントの合う範囲が広いという性質を持っているため、望遠に比べてぼけが小さく、被写界深度(ピントの合う範囲)が深い利点から、絞り込んで撮影(F8程度)撮影するのが一般的である。
被写体に近づけば大きく写り、遠くにあるものは見た目以上に小さく写るため、実際よりも遠近が強調された描写が出来る反面、被写体に近づかないと大きく写らないため、何気なく撮影してしまうと被写体が小さくなり、印象の弱い写真になってしまう。
そのためにも、主題となる被写体に出来るだけ近づき、(被写体が人物やペットなら)常に相手の目線(目の高さ)に合わせて撮影すること。
<メリット・注意点・ポイント>
◆メリット
・被写界深度が深い
・広さを強調できる
・遠近感を強調できる
◆注意点
・被写体が歪むことがある(とくに画面の周辺)
・被写体に近づかないと大きく写すことはできない
・広い範囲が撮影されるので、余計なものが写ってしまう
◆ポイント
・遠近感を強調する
・ローアングル(低い位置)撮影は特に効果が高い
2012年07月 write.
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