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Martinの「デジカメ指南」
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(第6回)露出補正機能を使う
いきなり難しい言葉が出てきたので、頭が痛くなってきた方はいませんか(汗)
一般的にデジカメは、シャッターを押すだけでほぼ適当な明るさの写真が撮れるようになっています。しかし、その場の状況によっては実際よりも暗く写ったり、明るく写ったりすることがあります。
例えば、逆光の時などには背景が明るいために、顔が暗く写ってしまったという経験をお持ちの方も少なくないでしょう。ですから失敗しないために、写真は逆光線で撮らずに順光線(太陽を背に撮影する)で撮るということをよく耳にします。なるほどこれなら失敗はほとんど無いかもしれません。
でも・・・、後にお話することになりますが、逆光線や斜光線で撮影すると立体感が強調できるばかりでなく、メリハリのついた素晴らしい写真が撮れるのです。
では・・・。そうならないためにはどうすればいいか?
そこで今回は、露出補正機能についてご紹介します。
露出補正とは、写真の明るさを変化させる機能のことで、露出補正の数値を変えることで写真が明るくなったり暗くなったりします。なお、フルオートで撮影する時には利用できないので、Aモード(絞り優先オート)やSモード(シャッタースピード優先オート)などのプログラムオートに切り替えて使うことになります。但し、デジカメ(メーカー)によって呼び方やボタン(機能)も様々ですので、予めデジカメの取扱説明書をご一読されることをお勧めします。
余談ですが・・・、銀塩写真(一般のネガフィルムなどを使って撮影するもの)で撮影する場合には、その場の状況を判断し、頭で結果を予測しながら露出補正を行ってきました。特に、リバーサルフィルム(スライド用フィルム)の場合には、結果はシビアに表現されるために「どの様にどれ位補正すればどの様になるか」は、長年の経験と感に頼るしかなく、しかも結果が出るまで(現像が終わるまで)分からないため、相当枚数のおさえ(万が一のために露出を細かく何枚も撮影)が必要となり、撮影は至難の業と言わざるを得ませんでした。(汗)
がしかし、デジカメの場合にはそんな心配は無用なのです。\^o^/
液晶モニターが付属していますので、露出補正の状況が逐一見て取れるのです。つまり「数値をどれくらいにしたら画像はどうなるか」撮影する前に結果を確認することができるのです。ですから初めてデジカメで露出補正の機能を使った時には、頭をハンマーで叩かれたほどショッキング(汗)でした(笑)こんなに便利なものなら使わない手はありませんね。
そこで、一般的なデジカメの露出補正は、マイナス2からプラス2の間で変えることができ、補正の幅は「1/3:0.3の意味」または「1/2:0.5の意味」段階となっている機種がほとんどです。
露出補正のポイントは「暗いときにはプラス側に、明るい時にはマイナス側に」補正します。平たく言えば、少し暗く写るようであればプラス側に、明るすぎると思ったらマイナス側に補正するのです。露出補正という言葉自体は難しく感じられますが、デジカメで撮る場合には心配ご無用!液晶モニターで結果を見ながら補正すればOKなのです。
あとはどれくらい補正すればよいのかということですが、先ず補正したい方向へ1段(1.0)くらい補正してみることをお勧めします。そうすることで概ね変化の様子がつかめるかと思います。あとは細かく変化させることで、自分で気に入った明るさのところでシャッターを押してください。
なお、露出の補正量が大きくなればなるほど明るさも大きく変わりますので、試しに最大まで変化(プラス側とマイナス側に)させてみて、その状況を液晶モニターで確認してみるのもいい勉強になると思います。_〆(.. )
【結論】
露出補正の機能を、知っているといないのでは結果は大きく変わってきます。人より一味違った写真をとる大きな要素になると言っても過言ではありません。先ずは試してみて結果を確認してみましょう。これであなたもデジカメの達人に!(^^)v
2002年05月 write.
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