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Martinの「デジカメ指南」
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(第5回)ピンボケとブレ(2)
うまく写真が撮れなかったときの主な原因に「ピンボケ」と「ブレ」があります。
今回は「ブレ」について、その原因と対策について解説します。
ブレは、シャッターボタンを押したときにカメラ自身が動いてしまったときや、シャッターボタンを押す瞬間に撮ろうとする被写体が動いてしまった時に起こります。カメラが動いて起きるブレは、画像全体が流れているように見える(どこにもピントが合っていない)ので、ピンボケとは簡単に区別がつくと思います。
では、そうならないようにするにはどうすればよいか。
【ブレ克服への傾向と対策】
<主な原因その1>構え方に起因するもの
一般のカメラ(スチルカメラ:一般のネガフィルムなどを使って撮影するタイプのカメラ)はファインダー(覗き窓)から被写体を確認しながらシャッターを切ります。しかし、デジカメの場合には、付属している液晶モニターを見ながら撮影することが多いため、不安定な構え方になってしまうことから頻繁に起きてしまうのです。
通常カメラ撮影の場合には、基本は、カメラは左手のひら(右利きの場合)に置くようにして構え、右手でしっかりとカメラを支えシャッターボタンを押してもカメラが動かないように、両脇を締めて撮影するようにと言われています。しかし、両脇があいたまま両手でコンパクトカメラなどを握って(手のひらに置いていない)撮影する光景をしばしば目にしますが・・・(汗)
<主な原因その2>暗くなるとブレやすい
フィルムを使って撮影する一般のカメラの場合、フィルムの感度(ISO100、200、400・・・など)が高(数値が大きい)ければ、シャッターのスピードは速くなり、ブレは少なくなります。特に室内撮影や夜間の撮影などに、よく使用されてます。最近のズームレンズ付きのコンパクトカメラなどでは、レンズ自身の明るさ(f4.5などとf値で表します)が暗いので、ブレ防止のためにISO400のフィルムが多く用いられます。観光地の売店売られているフィルムの大半が、ISO400のフィルムだというのもこうした理由によるものなのです。
少し余談になりましたが、デジカメの場合にも同じことが言えるわけで、暗い被写体(特に室内撮影や夜間の撮影)を、フラッシュ(ストロボとも言います)を使わないで撮影する場合には、特に注意する必要があります。
一般のカメラ撮影において、手持ちで撮影する場合の限界(個人差があるので事前にテストしておくこともいいのではないでしょうか)は、1/60秒とも1/30秒とも言われています。しかし、デジカメの場合には、一般のカメラよりブレやすい構え方をするために、条件はさらに悪くなります。ですからこうした特長を、頭の片隅に置いて撮影されることを、お勧めしたいと思います。
【ブレを克服するための対策】
1.カメラをしっかりと構えること
2.暗いところで撮影する場合などには、三脚を使用する(代用として、構築物などに固定してみるのも一案)
3.フラッシュ(ストロボ)を使用する
などがあげられます。
いずれにせよこうしたセオリーを、頭に入れているといないとでは大きく結果は違うのです。
「人より一味違った写真(画像)を撮りたい!」その秘訣は、意外なところに隠れているのかも知れませんね。^^
2002年05月 write.
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